歯の豆知識

日常生活で欠かせない歯ですが、みなさんは歯についてどんなことを知っていますか?
実はあっと驚くような事実が歯にはあるんです。

歯は鉄よりもずっと硬い!

物の硬さを量る単位として、硬さを10段階で表したモース硬度というものがあります。
人間の歯はモース硬度で表すと7になり、これは水晶とほぼ同じ硬さになります。

身近な物のモース硬度

モース硬度1:チョーク
モース硬度2:岩塩、純金
モース硬度3:珊瑚
モース硬度4:鉄、真珠
モース硬度5:ガラス
モース硬度6:オパール
モース硬度7:人間の歯、水晶
モース硬度8:エメラルド
モース硬度9:ルビー、サファイア
モース硬度10:ダイヤモンド

硬いイメージを持つ鉄のモース硬度が4なので、歯がいかに硬くて傷つきにくいかが分かりますね。

唾液が無いと味を感じられない

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食べ物の味は味の成分が溶けた唾液が舌の味蕾(みらい)と呼ばれる器官に届けられることで感じます。

唾液が減ると、味覚を感じにくくなるだけではなく、口の中の潤いが少なくなり舌と物がこすれて炎症が起こり味蕾が働かなくなってしまったり、味蕾自体が無くなってしまうこともあります。

つまり、唾液が少なくなると食べ物本来の味が分からなくなる味覚障害になってしまう可能性があるんです。

唾液の量を増やすために一番早い方法が食事の時によく噛むことです。
よく噛むことにより、唾液の分泌が促進され、美味しい食事を味わえることができます。

口の中の傷は皮膚の傷より数倍治りが早い!

紙で指を切ってしまい少し血が出たときにその場で舐めることがあったりしますよね。
実はこの行動は傷にとって効果的なもので、唾液には止血を助けたり、傷口に侵入するバイ菌を破壊し、炎症を抑える成分が含まれているんです。

唾液以外にも母乳や涙、汗にもラクトフェリンという感染防御機能をもったタンパク質が含まれています。
口の中の傷が皮膚に比べて化膿しにくかったり治癒が早かったりするのは、これらの作用が働くからです。

また、逆を言えば唾液が少ない人は傷の治りが遅かったり、口内炎になりやすかったりします。
口の中が傷ついた時、唾液の量が少ない人は口内の自浄作用や殺菌力が低いため、傷口の細菌により口内炎になりやすいのです。

疲れやストレスで口内炎になることもありますが、唾液が少なくてもなりやすいので日頃から唾液の分泌を増やすように心掛けましょう。

歯は毎日溶けている

歯はミネラル(主にリンとカルシウム)からできています。
酸性度の強い食品ばかり食べていたり、堅い歯ブラシで強く歯を磨いてしまうと歯にダメージが加わり、あまりよくありません。

健康に良いとされているビタミンCやクエン酸、アミノ酸、ポリフェノールなど、もっと日常で食べてるもので言えば魚類、卵、砂糖、穀類(米・酢等)、ビールなど、代表的な酸性食品はこんなにもあります。

酸性度の強い食品に偏りすぎると歯は溶けやすくなってしまうのです。
溶けないようにするためには、食事の時にひと口30回は意識して噛むようにしたり、ダラダラと食べたり飲んだりしないことがおすすめです。

よく噛むと若返る!

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よく噛むことでアンチエイジング効果があると言われています。よく噛むことで脳の血流が良くなり集中力が高まったり、認知症の予防にもなります。

また、若返りのホルモンと言われているパロチンが唾液には含まれており、唾液腺を刺激し、唾液(パロチン)の分泌を促します。
パロチンは成長ホルモンの一種で、骨や歯の再石灰化を助けたり、皮膚の新陳代謝を活発にする働きがあり、シミやしわを防ぐことにつながります。

口呼吸だと虫歯が増える

口呼吸は口が開いているため口の中が乾燥しやすく、唾液の量が少なくなり虫歯が増えてしまう可能性が高くなります。
唾液は口の中の汚れを洗い流す自浄作用、抗菌物質が粘膜などを保護する抗菌作用、細菌の繁殖を抑える緩衝作用などがあります。

唾液が少なくなるとこれらの作用が低下し、虫歯だけではなく歯茎が腫れやすくなり歯周病が進行したり、歯の表面が乾燥し、汚れが着色しやすくなります。

その他にも口呼吸は風邪をひきやすい、アレルギーを起こしやすい、顔の筋肉がたるむなどデメリットが多くあります。
口呼吸をしている人は鼻呼吸を意識的にしてみてください。

口臭は身体からの合図!

口臭は生理的口臭と病的口臭の二種類があります。生理的口臭は日常生活での食べ物やお酒、煙草などによって生じる臭いです。

一方の病的口臭は舌苔(ぜったい)と言われる舌の表面に付着している汚れ、口腔内の悪性腫瘍などの病気、副鼻腔炎、糖尿病など、歯科だけでなく耳鼻科や内科にも関わる病気が原因で起こる場合もあります。

中でも多くの原因は、虫歯や歯周病と言われ、口臭が強い人は歯周病になっている可能性もあります。

虫歯による口臭は、歯みがきがしっかりできておらず、歯に食べかすが溜まり、その細菌によって分解されて口臭が発生します。
治療した歯の詰め物や被せ物が合っていない場合も同じことが言えるでしょう。

歯周病による口臭は歯周病を放置した状態でいると歯茎に炎症が起こって、腫れや膿みにより臭いが出ることがあります。

また、ストレスによって自律神経のバランスが崩れると唾液の分泌量が低下し、口臭が強くなることもあります。
特に女性の場合は妊娠時、更年期、思春期、生理時のホルモンバランスの変化によって口臭が発生する場合もあります。

口臭は日頃からのチェックが大切です。

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