虫歯の原因と症状

虫歯は誰でもなりやすい可能性がある病気の一つです。
どんなに気を付けていても気付いたら虫歯になっている、ということも少なくありません。

そもそも虫歯と言うのはミュータンス菌など虫歯菌による感染症の一種で、虫歯菌が糖分を栄養源に出した酸によって歯が溶けていくことです。
虫歯で溶かされた歯質は進行すると自然治癒ができないので早い段階で治療することが大切です。

しかし、虫歯の初期は自覚症状がなく、分かりにくいのも虫歯が浸食する原因の一つ。
自覚症状が出始める虫歯は削るしか処置方法がないのですが、歯を削る処置は歯の寿命を縮めてしまいます。

歯の寿命を縮めない・虫歯にならないためには、原因をきちんと理解しておくことが大切です。

虫歯になる原因

歯磨きがちゃんと出来ていない

歯垢は食べ物の中に含まれる糖質を発酵させ、内部で酸を作ります。

歯磨きがちゃんと出来ずに歯垢が残ってしまうと、虫歯菌が食事のたびに大量の酸を出すため、唾液が分泌する抗菌作用が追いつかず、酸が歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし、虫歯になってしまいます。

歯ブラシだけでは歯垢が60%程度しか取れないので、デンタルフロスなどを使って歯垢を取れば虫歯を予防することが出来ます。

間食や甘いものをよく食べている

歯垢は食べ物の中に含まれる糖質を発酵させ甘いものは虫歯菌が酸を作りやすい食べ物です。

食事をするたびに虫歯菌は酸を出すので、間食で甘いものを食べていたりすると、虫歯菌が出す酸の回数はどんどん増え、再石灰化が間に合わず虫歯になります。

食事は出来るだけ決まった時間に行い、間食をキシリトール配合のガムに変える、飲み物を無糖のものに変えるなどをして改善をしましょう。

唾液の量が少ない

唾液の量が少ないと虫歯菌の出した酸を中和したり、再石灰化をすることができず虫歯になります。

特に自律神経や高血圧などの薬を飲むと唾液の量が減ってしまうので、食後にキシリトール100%のガムを噛んだりし、唾液の量を増やすようにしましょう。

虫歯の症状と進行状態

レベル1:C0

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虫歯の進行状態は5段階に分類され、COは虫歯の初期段階です。
エナメル質が少し溶けはじめて、よく見ると白く濁っていたり、歯の溝が茶色になっていたりします。
この段階では再石灰化によって正常に戻る可能性があります。

治療法

フッ素やキシリトール入りの歯磨き剤や、うがい薬を積極的に利用したり、定期的に検診を受け、虫歯の進行状態をチェックしてもらう。

レベル2:C1

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エナメル質が溶け、黒い小さな穴が空きます。この段階ではまだ痛みはありませんが、再石灰化は難しくなります。
ただ、歯を削る範囲を小さく済ませることができます。

治療法

虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めてもらう。
また、COの治療法と同じようにフッ素やキシリトール入りの歯磨き剤や、うがい薬を積極的に利用する。

レベル3:C2

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虫歯がエナメル質の下にある象牙質まで進行した状態です。象牙質は柔らかいため虫歯が進行するスピードが急激に速くなります。
この段階になると冷たい物や甘い物がしみるようになり、さらに進むと熱いものもしみるようになってきます。

治療法

虫歯になった部分を削り、インレー(詰め物)やレジン(歯科用プラスチック)で補ってもらう。
歯医者によっては麻酔を使わなくても痛みを感じない治療もある。

レベル4:C3

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歯の神経(歯髄)まで虫歯が進行した状態です。痛みを感じる神経に炎症が起きるので、ズキズキと激しい痛みを感じます。
この状態を歯髄炎(しずいえん)といいます。

治療法

神経を除去し、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、クラウン(被せ物)を被せてもらう。
5日間程度の治療期間を要するため、この状態での治療は精神的にも肉体的にも負担がかかります。

レベル5:C4

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歯の上部が全て溶けてしまい、歯根だけ残った状態です。更に炎症が進行すると神経が死に、痛みがなくなります。
また、歯根の先に膿がたまることもあり、ここまで虫歯が進むと歯を残すのは難しく、抜歯しか方法がないことが多いです。

治療法

歯が残っていなければ抜歯をし、その後ブリッジや入れ歯、インプラントで失った歯の機能の回復を図ります。

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